松下幸之助一日一話
公開日:2020年07月06日
更新日:2020年07月06日 その他コラム
更新日:2020年07月06日 その他コラム
7月6日
「社長はお茶くみ業」
戦後、世間一般の風潮として、社長の言うことだからとて
それがスッと聞かれるというわけにはいかなくなってきた。
だから形の上では命令することがあっても
実際はお願いするという気持ちを心の内に持たなくては
社長の職責がつとまらなくなったわけである。
そういう心持ちになったら、社員の人が仕事をしてくれれば
「いやどうもありがとう。ほんとうにごくろうさま。まあお茶でも一杯」
ということにもなる。そういうことから、以前私は、社長は”お茶くみ業”
だと考え、人にも話したことがある。
もちろん実際にお茶くみをするわけではないが、
そういう心持になることが大切ではないかということである。