松下幸之助一日一話

9月25日

「信賞必罰」

”信賞必罰”　すなわち罰すべき罪過ある者は必ず罰し

賞すべき巧ある者は必ず賞せよということ、これは人間が存在するかぎり

程度の差はあっても絶対に必要なことであろう。

これが行われない国家社会は、次第に人心が倦み、やがては必ず崩壊してしまうだろう。

国家だけではない。社会、集団、家族どこにおいても

これは決してないがしろにされてはいけないことだと思う。

ただ、ここで大事なことは、信賞必罰と言っても

常に適時適格でなければならないということである。

これは微妙にして非常にむずかしいことで、これが当を得なかったならば

かえって事を誤ってしまうことになる。