松下幸之助一日一話
公開日:2020年10月20日
更新日:2020年10月20日 その他コラム
更新日:2020年10月20日 その他コラム
10月20日
「小異を捨て大同につく」
明治維新の立役者は勝海舟と西郷隆盛である。
当時官軍にも幕府側にも戦いを主張する人は少なからずあり
複雑な情勢であった。しかし、勝海舟も西郷隆盛も戦うことを決して軽視はしなかったけれども
それ以上に、日本の将来ということを深く考えたわけである。そうゆう両者の一致した思いが
江戸城無血開城を可能性にしたのだと思う。
結果、指導者が目先のこと、枝葉末節にとらわれず、大所高所からものを見
大局的に判断することがいかに大切かということである。何が一番大事であり
何が真に正しいか、たえず小異を捨て大同につく、それが指導者としてきわめて大切な心がまえだと思う。