今年の節分は2月2日!
更新日:2025年02月01日 その他コラム
今年の節分は2月3日ではなく2月2日。
節分は立春の前日のことをいいます。
節分は「季節を分ける」という意味があり、2025年の立春は2月3日であるため、その前日の2月2日が節分になります。通常は2月3日が多いですが、数年に一度ずれることがあり、2025年はその特例にあたる年なんです。
節分の日付は、地球の公転周期のズレを調整するため、年によって変動する。
地球の公転周期は約365.2422日で、暦年(365日)と多少ズレています。このズレを補正するため、閏年や節分の日付の調整が行われます。このズレにより、節分が2月2日や2月4日になる年がでてきます。
近年の節分の日付は2023年と2024年が2月3日、2025年が2月2日、2026年と2027年が再び2月3日となります。
節分の日付の違いは、天文学的な計算に基づき、暦法(太陽暦)の調整結果で決まようです。
節分は「季節の変わり目」に邪気を払う行事として、日本の伝統行事として古くからあります。
その起源は古代中国の陰陽五行思想からくるもので、季節の変わり目に発生する邪気を祓うための行事として、日本に伝わりました。特に平安時代には宮中行事として行われたようです。その後、庶民の間に広まりっていき、「豆まき」や「恵方巻」などの習慣が現代に続いています。
豆まきは「邪気を祓い、福を呼び込む」行為として行われます。
豆まきは、邪気を祓い、新しい季節を迎える準備として行われます。「鬼は外、福は内」という掛け声には、その言葉どおり、災厄を追い払うと同時に福を招き入れる願いが込められています。
節分の豆まきでは、鬼を邪気や災厄の象徴と見立て、豆を投げることでそれを退散させます。鬼は季節の変わり目に現れる悪い気(邪気)を象徴しています。
豆は「魔を滅する」という語呂合わせに由来し、厄除けの象徴とされている。
「魔を滅する(まをめっする)」が「豆(まめ)」と音が似ていることから、豆が厄除けの象徴となりました。特に炒った豆は「鬼の目(魔)を射る(炒る)」という語呂合わせも面白いですよね。
恵方巻は、現代では節分の重要な風習として定着しています。商業的な要素がありますが、地域ごとにオリジナルの恵方巻もみられ、伝統と現代の融合が進んでいます。節分に食べると「福を巻き込む」とされる縁起物。
恵方巻は「恵方(その年の吉方位)」を向いて黙々と食べることで、福を逃さず巻き込むとされています。また、切らずに食べることで「縁を切らない」という意味も込められています。恵方巻の具材には七福神にちなんだ7種類の具材を使うことが多く、それぞれが福を呼び込む象徴とされています。
いよいよ明日は、節分祭。
邪気を払い、楽しく過ごせるように、日本の伝統行事を楽しむのもよいですよね。