掃除機の上手なかけ方
更新日:2025年01月20日
1.力を抜いて背筋を伸ばす
掃除機をかける際の姿勢も、掃除機がけの効率を左右します。掃除機をかける際は、背筋を伸ばして力を抜き、軽く掃除機を持つようにしましょう。そして、吸い付く感覚をキープしながら、前後にスイングします。こうすることで、掃除機がけがラクになります。
腰を曲げ、力を入れて掃除機をかけると、本来の吸引パワーが発揮できなくなり、吸引力が弱まることがあります。
2.速度は「ゆっくり」「奥から手前へ」
掃除機をかける速度は、使用機種や床材によって異なりますが、掃除機の吸引力を最大限に発揮させるため「ゆっくり」が基本です。力を入れて素早くかけると、取れるごみの量が少なく、ゆっくりかけると取れるごみの量が多くなります。だいたい1往復5~6秒かけ、あせらずに動かすといいでしょう。モップやタオルを使った拭き掃除のときと同じで、掃除機をかける時も「奥から手前」を意識しておこないましょう。部屋の奥から入口に向かって掃除機をかけていくことによって、キレイになった場所を踏むことなく効率よく掃除機がけできます。掃除機の吸引力を最大限に発揮させるためには、ヘッドの吸い込み口をぴったり床にくっつけることが大事。少しでも床から浮いてしまうと吸引力は半減してしまいます。
3.掃除機は「引く」ときが大事
掃除機は「押す」ときが大事だと思っている方も多いかもしれませんが、実は「引く」ときの方が吸引力が高いのです。押したときにノズルについたブラシが床のホコリをかき出し、引いたときにそれを吸い取ります。そのため、掃除機は押して引いて往復させるかけ方が正しく、特に「引く」ときに意識を集中することが大切なのです。押すときだけではなく引くときも、ノズルを床にぴったりつけることや、ゆっくり動かすことを意識して最後まで丁寧にかけましょう。
4.ヘッドノズルを場所によって使い分ける
掃除機には、一般的に数種類のアタッチメントが付属しています。仕様の異なるアタッチメントを付け替えることで、床の四隅や棚の後ろの狭いすき間などT字型ノズルではうまく入らない場所は、その場所に合わせたノズルに変えてみましょう。スキマ清掃にぴったりな細口のノズルや、長めのブラシがついたカーペット専用のノズルなどがあります。清掃する場所専用のノズルに変えただけで、すごくホコリを吸うようになった!ということもよくありますので、ぜひ使ってみてください。
5.掃除機の「メンテナンス」を忘れずに
掃除機本体の手入れも怠らないようにしましょう。
ごみがたまったままだと、せっかくの吸引力が激減してしまいます。紙パック式掃除機は、定期的にゴミパックを交換するようにしましょう。サイクロン式は、定期的にフィルターやダストボックスのごみを捨て、ほこりが内部に残らないようにこまめに確認し、ノズルは1ヵ月に1回はホコリを取って拭いてあげるなど、キレイにメンテナンスすることをおすすめします。以上のように掃除機本体をきれいに保つことで、掃除機がけが効率的になり、清潔な住まいをキープしていきましょう。
まとめ
今回は掃除機の上手なかけ方について取りあげました。いろんな掃除道具は、まずは正しく使うこと、そしてそこにプラスしてちょっとした工夫をするだけで効果が各段にアップします。せっかくお掃除をするなら、掃除道具の効果を最大限発揮していきましょう!