でんきを使わない床掃除
更新日:2025年01月27日 ご家庭向け
前回は掃除機の上手な使い方をご案内しましたが今回は電気を使わない掃除方法についてご案内いたします。
赤ちゃんが寝ている場合や夜にしか掃除ができない、わんちゃん、ねこちゃんが掃除機の音に敏感などどうしても掃除機をかけられない場合があると思いますので、少しでも皆様のお役に立てるようご案内いたします。
①ほうき編
ほうきを動かすときは「横に向かって」動かすようにします。片方からばかり掃くと癖ができるので、できるだけ両方向に使う。 モップやデッキブラシのように前へ向かって押し出すのではなく、ほこりやごみを1ヵ所に集めることを意識しましょう。 また、大きく動かすと軽いほこりが舞い上がってしまうので、やさしく動かすことも大切です。※ポイント:穂先が曲がるほど強く押さえつけない
畳やフローリングの掃き掃除を行なうときは、畳の目や板の目に沿って掃くと、目に詰まった細かい汚れをきれいに取り除けます。逆方向に掃くと、素材を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。 掃除が終わったら、ほうきは立てて使い、穂先を押し付けないようにしましょう。
②モップ編
モップの正しいかけ方は、基本横方向に動かし、折り返しはゴミを拾いながら八の字に動かしていきます
こうすることで、体への負担が減りますし、ゴミを取り残すことも少なくなります。
壁際をモップかけするときは、壁に押し付けるのではなく、壁に沿って動かしましょう。
押し付けてしまうと、隅に埃やゴミなどが溜まってしまいます。
さらに、モップをかけた場所を自分の足で踏んでしまうと、せっかく綺麗にしたところを汚すことになってしまうので、後ろに下がりながらかけるようにします。
力は入れすぎないようにするのがコツです。
力を入れすぎると、床が傷つく可能性がありますので、ご注意ください。
③雑巾がけ編
まずは、雑巾がけをする前に窓を開けます。窓を開けて換気をすることで部屋の風通しが良くなり、雑巾がけをした後の床を早く乾かせます。
雑巾がけに使う雑巾は、吸水性が高く、汚れをしっかりと拭き取れる素材を選び、水拭き用と乾拭き用に2枚以上はご用意ください。
雑巾を水で濡らした後は、しっかりと固く絞り、余分な水分を残さないことが重要です。雑巾は「縦絞り」で絞ります。両手で雑巾を縦に持ち、ねじりながら絞る方法です。
片方の手は手の甲を上に向け、上から握る「順手」、もう1方の手は手の平を上に向け、下から握る「逆手」で握ります。絞り方がゆるいと、床の上に余分な水分が残り、床板が傷んでしまう場合があります。
絞った雑巾は拭きやすいよう、手のひらと同じくらいの大きさにたたみます。
雑巾を使って床を拭く際には、「コの字形」の動きを意識します。床全体をコの字になるように拭いていくと、同じ場所を何度も拭き戻すことなく、拭き残しもなく効率的に広範囲の汚れを取れるでしょう。
雑巾で床の左端から右端まで一直線に拭き、右端まで拭き終えたら雑巾を1枚分下げて、今度は右端から左端まで拭き、それを繰り返していきます。
どうしても水拭きだけでは落ちない頑固な汚れには、中性洗剤を水で薄めて使用します。この水を雑巾に含ませて固く絞り、汚れのある箇所を集中的に拭き取ります。床に残らないよう、洗剤を使用した後はしっかり水拭きしてください。
最後に、別の乾いた雑巾で床全体を乾拭きし、水分を完全に取り除きます。床が早く乾き、歩いたときに足跡が残るのを防いでくれます
また、使い終えた雑巾は、すぐに手洗いするようにしましょう。雑巾がけした後の雑巾をそのまま放置しておくと、雑菌が繁殖してしまいます。洗った後はにおいを防ぐためにも雑巾をしっかり乾燥させてください。
まとめ
掃除は、汚れを取り除くことが重要ですが、掃除によって腰痛など体を痛めることもありますので、無理せず行いましょう。