洗濯機の掃除
更新日:2025年04月09日 ご家庭向け
洗濯機の掃除を1か月に1回程度している人も、初めて掃除をする人も、まずは洗濯機掃除に関わる基本のポイントを確認しておきましょう。
1,洗濯機にはゴミ、ホコリ、カビなどが溜まり、定期的に掃除しないと問題を引き起こす可能性がある。
2,洗濯機は掃除箇所ごとに掃除頻度が異なる。
3,洗濯槽を洗うときのクリーナーは、洗濯機にあったものを選ぶ必要がある。
4,洗濯機掃除はブラシやタオルなどの道具が必要になる。
日々の洗濯物だけでなく、洗濯機には様々な汚れが入り込み、それが溜まるとカビの元になります。
衣類には、色々な種類の汚れが付着しています。
例えば、皮脂や汗、土や砂、」ホコリ、食べこぼしなどです。
また、特に乾燥機能を使うと毛玉や繊維くずも多く発生します。
さらに、ポケットに入れたままのティッシュやレシート、糸くずフィルターなどで処理しきれなかったものが、汚れとして蓄積されていくのです。
洗剤の残りかすは、粉タイプはもちろん、水に溶けやすい液体タイプであっても適量よりも多く使うと水に溶けず残ってしまいます。
最近では、節水タイプの洗濯機も多くなっているので、洗剤の量には十分に注意しましょう。
また、洗剤投入口などでこぼれた洗剤がそのまま固まり、石鹸カスとなって汚れになります。
ホコリは、衣服の汚れ以外にも、目の届きにくい洗濯機の後ろ側や壁との隙間、洗濯機下の洗濯パンには、ホコリや髪の毛が溜まります。
ドラム式洗濯機の場合は、扉部分に使われているゴム製のパッキンにもホコリやこぼれた洗剤が溜まりやすく、付着したままにしておくとゴムの劣化の原因になります。
水垢は、水道に含まれているカルシウムなどのミネラル成分が乾いて蓄積すると、石のような固い汚れに変形します。
洗濯物への影響はほとんどありませんが、石鹸カスと一緒になるとさらに硬化してしまい、掃除のプロでも汚れを落とすのが難しくなることがあります。
水を使い、湿気のこもりやすい洗濯機の中は、ここまで説明した汚れなどを餌にしてカビが発生しやすい環境です。
特に、洗濯槽の裏側など普段目に見えない部分で繁殖している可能性があります。
糸くずフィルターや洗剤投入口も洗剤の残りかすからカビが発生する場合があります。
汚れを放置してカビが繁殖すると、洗濯機から嫌な臭いがしたり、黒いワカメのようなカスが洗った後の衣服に付着したりします。
さらに、衣服に付いたカビは干しても落ちにくく、アレルギーの原因となる可能性もあります。
洗濯機の汚れを放置し続けると、カビの原因となるのはもちろん、洗濯機の寿命を縮めてしまう可能性もあります。
故障してもすぐに修理できない場合などは、生活に支障をきたしてしまいます。
定期的な掃除と使い方を工夫することで、家事や暮らしが楽になります。