お風呂2
更新日:2025年04月26日 ご家庭向け
お風呂掃除の手順
まずは換気扇を回します。
忘れがちな方も多いですが、密室で刺激の強い洗剤を扱うため空気の入れ替えは必須です。
シャワーヘッドやシャワーフック、蛇口、排水口の蓋など、外せる小さい部品はまとめて洗面器に入れ酸性洗剤と水を入れてつけておきます。
シャワーはヘッドを外しているため、ホースのみの状態で水を撒きます。
ホースから水を出して、お風呂の浴槽や床をまんべんなく濡らします。
表面の塵や汚れをざっと洗い流し、あとから付ける洗剤の効果を引き出すための準備です。
洗剤を使って浴室全体の汚れを落としていきます。
まず、壁やドアに中性洗剤をかけてこすっておき、洗い流さずにそのまま放置します。
擦る際はスポンジを使い、手の届かないところは掃除用ブラシが有効です。
床も壁と同様、中性洗剤をかけてスポンジやブラシでこすり放置します。
床は特にピンクヌメリが発生しやすいので、隅々までこすり洗いしておきましょう。
浴槽内は石鹸カス、水垢、皮脂汚れがメインの汚れです。
特に、お湯が当たる側面や栓は汚れが溜まりやすいため、アルカリ性洗剤や重曹を使って良くこすりましょう。
あまり汚れがひどくなければ、中性洗剤でも対応できます。
浴槽の外側の側面も内側同様、アルカリ性洗剤や重曹、又は中性洗剤を付けたスポンジで擦り洗いします。
浴槽のエプロンを外して掃除する方もいますが、年に一度程度で十分でしょう。
壁、ドア、床、浴槽の内側と外側を水で洗い流します。
洗剤が残って新たな汚れが発生しないよう、良く流しましょう。
天井は柄の長いワイパーで擦ったり、雑巾で拭いたりして最後に水ですすぎます。
洗剤を使用すると、垂れてきて目に入る危険性があるため、水のみで掃除しましょう。
排水口はまず、髪の毛をピンセットなどで取ってから洗剤を使います。
汚れの種類はピンクヌメリが多いため、中性洗剤を付けたスポンジで擦り洗いしましょう。
シャワーホースをスポンジで擦り洗いします。
中性洗剤か、曇りがあるようであれば水垢に効く酸性洗剤がよいでしょう。
付け置きしていた小物類を取り出し、使い古した歯ブラシやスポンジで残っている汚れを落とします。
水でよくすすいだら、もとの位置に取り付けましょう。
鏡に付く汚れは水垢がメインです。
鏡は付け置きが出来ず傷つきやすいので、お風呂掃除の終盤に取り掛かります。
酸性洗剤も有効ですが、垂れてしまうと効果が弱まるため、アイテムを使って丁寧に汚れだけこそぎ落とす方法がおすすめです。
鏡が傷つかないよう、たっぷりと水をかけながら行いましょう。
パッキンに付く汚れは、黒カビがメインです。
カビ取り剤は、他の洗剤と混ぜると危険な場合があるため、必ず最後に行いましょう。
身体を保護するため、ゴーグルや手袋、マスクを装着してください。
充分に換気しながら塩素系漂白剤を汚れにかけ放置します。
放置時間の目安は、10分から1時間ほどで汚れの度合いによって決めましょう。
最後に全体を水で流して完了です。
汚れに合わせた洗剤選びだけでなく、効果的な掃除方法も知っておくとお風呂を綺麗にしやすくなります。
ピンク色のヌメリ
ピンク色のヌメリは、酸性の汚れです。
落とす際に使用するのは、中性洗剤またはアルカリ性洗剤です。
頑固な汚れには、重曹や塩素系漂白剤も効果的です。
中性洗剤またはアルカリ性洗剤をかけて、ブラシやスポンジで擦って落とします。
雑菌の繁殖を防ぐため、使ったブラシやスポンジもしっかりと洗い流しましょう。
黒カビ
黒カビもピンク色のヌメリと同じ酸性です。
使用する洗剤も同じですが、頑固な黒カビには重曹よりも洗浄力の強い塩素系漂白剤が適しています。
皮脂汚れ
皮脂汚れも酸性のため、中性洗剤とアルカリ性洗剤を使います。
それだけでは落とせない頑固な汚れには、重曹スプレーの使用がおすすめです。
石鹸カス、水垢
石鹸カスと水垢はアルカリ性の汚れです。
市販の中性洗剤、酸性洗剤、もしくはクエン酸が効果的です。
お風呂掃除をしても、細かな部分の汚れが落ちずに困ってしまうことも。
その様な場合は、ピンポイントで掃除することをおすすめします。
タイル
タイルの黒ずみが気になるけれど、塩素系漂白剤は使いたくないと考える人におすすめなのが、重曹とクエン酸のダブル使いです。
2つが混ざると中和反応によって発砲し、その泡が汚れを浮き上がらせてくれます。
桶、椅子
皮脂汚れなども気になりやすい桶や椅子は、重曹とお湯を使った付けおき洗いがおすすめです。
付けて放置するだけで綺麗になるので、掃除に時間をかけたくない人も試しやすいでしょう。
鏡
頑固な水垢が付いて曇ってしまう鏡は、クエン酸を使ってパックしましょう。
アルカリ性の水垢を酸性のクエン酸が撃退してくれます。
お風呂の汚れはため込まないようにしたいものですが、全てを頻繁に掃除するのは中々難しいものです。
そこで、場所ごとに頻度を決めて掃除することをおすすめします。
汚れやすい浴槽はできれば毎日、汚れにくい場所や掃除が難しい部品は頻度を落として掃除してみましょう。